2016-01-01から1年間の記事一覧

どうして自分を傷つけてしまうのか

以前親知らずを抜いたのですが、歯茎への麻酔がなぜかとてもとても痛くて、その上なんだか気持ち悪くなって、「なんだこれ!」というパニックからか人生初の過呼吸になってしまいました、、、 病院からの帰り道、今まで病気や治療とは無縁だった私には打撃が…

被災地にいなくても心は被災する。

もう4月も半ばを過ぎましたね。今年度はよいスタートを切れましたか? 私はなぜだか調子が出なくて、一人だと何もやる気が起きませんでした、、、そんな中、九州の地震が起きて、さらに落ち込んでしまって。 九州には何人かお友達が住んでいて、熊本大学には…

春を迎えにゆく。

先日、高遠菜穂子さんの講演を聞きにいきました。今まで様々な方の講演に参加してきましたが、ここまで危機感を感じさせるお話はそうそうなかったなと思い返しています。高遠さんは長年イラクに携わっておられる方です。医療支援にも力を入れていて、医療品…

認知症で"わたし"は"わたし"でなくなるのか

さっき話したことを覚えていない。 優しかった人がよく怒るようになる。 その事実はないのに身内に物を取られたと嘆く。 側にいる近しい人が誰なのか分からない。 これらは認知症における様々な症状の例です。 WHOが定めた国際疾病分類の診断基準では、認知…

昨日の勤務。

私の働く施設には今、小学校低、中、高学年の男の子3人と、中学生の男の子、女の子の5人の子供たちがいます。そんな施設の勤務での出来事。小学生たちがいつも以上にかわいくてしょうがなかったのです、、、小学生の就寝時間になり、みんな寝る準備をし始め…

死因究明はだれのためのものなのか

大切な人の死が原因不明とされた時、死因に納得がいかない時。私はそれをどう感じるのでしょうか。 といっても最初は、解剖のような死因究明が必要な"死"なんて、あまり身近に感じられませんでした。 そういうことをするのって、法医学教室と呼ばれるところ…

大切な人の蘇生処置に立ち会いたいか

医療系ドラマでよく見るあのシーン。 患者さんが心肺停止状態で救急車で運ばれてきて、病院についたとたん、 「ご家族はこちらへ!」 殺風景な部屋へ通される。そしてわけも分からない状態のままひたすら待たされる。廊下でうなだれるシーンなんかもよく見か…