2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症で"わたし"は"わたし"でなくなるのか

さっき話したことを覚えていない。 優しかった人がよく怒るようになる。 その事実はないのに身内に物を取られたと嘆く。 側にいる近しい人が誰なのか分からない。 これらは認知症における様々な症状の例です。 WHOが定めた国際疾病分類の診断基準では、認知…

昨日の勤務。

私の働く施設には今、小学校低、中、高学年の男の子3人と、中学生の男の子、女の子の5人の子供たちがいます。そんな施設の勤務での出来事。小学生たちがいつも以上にかわいくてしょうがなかったのです、、、小学生の就寝時間になり、みんな寝る準備をし始め…

死因究明はだれのためのものなのか

大切な人の死が原因不明とされた時、死因に納得がいかない時。私はそれをどう感じるのでしょうか。 といっても最初は、解剖のような死因究明が必要な"死"なんて、あまり身近に感じられませんでした。 そういうことをするのって、法医学教室と呼ばれるところ…

大切な人の蘇生処置に立ち会いたいか

医療系ドラマでよく見るあのシーン。 患者さんが心肺停止状態で救急車で運ばれてきて、病院についたとたん、 「ご家族はこちらへ!」 殺風景な部屋へ通される。そしてわけも分からない状態のままひたすら待たされる。廊下でうなだれるシーンなんかもよく見か…